アフォーダンス ~掃除からメッセージを込めて~
皆さんこんにちは!
登園自粛にご協力頂きありがとうございます。
各ご家庭の出来る範囲で、お互い助け合っていきましょうね。
さて、今日は先生たちで園内の環境整備を行いました。
子ども達がより気づきの膨らむ園内環境になるように、使用していない鉢を整備したり、草刈りを行いました。
突然ですが、アフォーダンスと言う言葉をご存じでしょうか?
”環境は子ども達(子どもに限らず)に何かしらのメッセージを送ってくるよ”
という言葉です。少し専門的用語ですが、要するに環境は
”私たちに行動を促進させたり、制限させるような特徴を持っている”
ということです。
具体的に例示すると、草がボーボーだったら、せっかく子ども達に注目して欲しい花が咲いていても目がいかず、
”ここから先は入らないで”というメッセージを子ども達に与えてしまいます。
ただ、一方で同じ草ボーボーでも虫好きな子どもたちにとってみれば
”ここから先にバッタがいるかもしれないよ~”というワクワクしたメッセージを環境が送っていることもあるでしょう。
このように環境の構成は子ども達に合わせて構成していく為とっても悩ましい所ですが、今の子達にどのような環境のメッセージを届けようかなぁと先生たちはいつも試行錯誤していますよ!
そんなワクワクする環境整備でしたが、一つとっても残念なことが。
なんと花壇の一画にご覧のゴミが捨てられていました・・・
先日掃除をしたときにはなかったのですが、明らかに最近の物ですね・・
子ども達の生活する場で伝えることではありませんが
このゴミたちを子ども達が偶然に目にすれば
”ゴミ箱じゃなくても捨てていいんだ”という間違ったアフォーダンスが伝わる可能性が十分にございます。SDGsの観点からも明らかに逸れた行動ですよね。
待ちがったルールが伝わる前に、子ども達には”この状況どう思う?””捨ててよいのかな?”と、自分で考え実行できる機会を整えていきたいですね。
もちろん、そもそも捨てないことが一番です。
では、明日も出来る範囲で皆さん楽しく過ごしましょう1
園長 大岩 慎治